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【医学部新設に対する資料】

宮城県知事 村井 嘉浩殿

医学部新設は「宮城県立」で実現することを
求める要請書

2014年4月末日

このたび、知事の国への働きかけで、35年間閉ざされていた医学部新設ストップの厚い壁を打ち破ることが出来ました。
私たちは快挙と評価いたします。
知事は、震災復興期の2大事業としてもこの件を挙げています。
そこで、私どもは、医科大学を作るなら県立で作ることが、国が示した要件を最もかなえられることと考え、以下のことを要請いたします。

1. 要請理由

(1)
県立とすることで、宮城県はじめ東北地方の行政の主導で地域医療の整備拡充を図れること。
国が求める「東北地方の医療の充実を図る」という設立要件を東北6県の行政の協力関係を作り、実現しやすくなる。
(2)
県立とすることで、県内の県立や地方の公立病院の医師体制の計画的拡充を行政の主導で図ることが出来る。
(3)
県立とすることで、入学金はじめ学費の軽減を図り、被災者や東北地方の子弟の入学を容易にできる。
学費が高くないことは、地元自治体で求められる「奨学金」の負担も軽減することになります。
(4)
県立としても、費用は県の年間歳出の1%以内で実現できるので可能であると考えます。
(5)
国の要件に「被災地の為」とありますが、被災地中心の石巻医療圏に設置することを検討したのか、その結果どのような結論を出したのか。
(6)
その他整備事項 医学部卒業生が、被災地や県内で就業する環境整備と、医科大学へ進学する高校生を増やすための施策を検討し、実施すことを求めます。
(例)・県内の初期研修病院の整備拡充・県立高校に医科大学進学コースの設置等

以上を根拠に、県立医科大学を作ることを要請致します。検討の結果ご回答願います。

2. 要請者

連絡先:〒985-0872 多賀城市伝上山2丁目14-9 村口至

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