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【医学部新設に対する資料】

【アンケート集計・分析】

医学部新設に関するアンケート

実施:2014年3月3日〜3月10日
回収:2014年4月1日現在
東北地方医療・福祉総合研究所

賛成

反対

意見無し

合計

112人 147人 11人 270人

 

賛成

反対

意見無し

合計

県立 私立 国立 不明 どれでも 小計
開業医 21 17 2 2 6 48 68 6 122
勤務医 14 13 3 3 33 53 3 89
教研 4 1 5 11 16
勤務元 4 2 6 7 13
開業医元 1 1 1 3 3
教研元 1 1 1 3 6 1 10
保健師 7 1 8 8
保健師元 2 1 2 1 6 1 7
不明 1 1 2
合計 54 37 9 2 10 112 147 11 270

*宮城県医師会名簿から4人に一人あてにランダムに抽出、医学部教授は全員を対象とした。
*教研:東北大学医学部教授、教研元:元医学部教授
*保健師は、被災地沿岸部中心に60名に送付した。

新設反対者の反対理由(選択複数回答)

理由

人数

被災地や東北地方の医師対策にならない
99人
すでに医学部定員を増やしているから
77人
将来の医師過剰が心配
49人
現在の医師養成制度に懐疑的
36人

【分析】

1.
アンケート発送759通に対する回答は270件、35.6%であった。
2.
医学部新設反対は54.4%で過半数を超えた。
しかし反対の理由に、被災地や東北地方の医師対策にならないを理由にあげたのが99件あった。
これは条件付き「賛成」とも取れる。
3.
新設賛成は41.5%であるが、反対のうちの上記の条件付き「賛成」を加えると78.8%であり多数となる。
4.
作るなら県立が52、国立9と国公立を望んでいる。
反対者の中でも自由記載に作るなら国公立指示が8件もあり、合わせて69件で私立37の2倍近い。
5.
条件付きの内容は、被災地や東北地方への就業の動機づけの教育や、地方の研修病院の整備、地方病院の勤務条件の整備、地方に居住する価値等を含めた改善・解決を求めている。
6.
教育者返答の26人では、新設反対が16件61%と多数を占めている。
自由記載では、基礎医学の教員確保などの困難さや教育現場づくりの難しさを述べている。
7.
新設の進め方については、情報が少ないこと、一部の関係者のみで進められていることや、議論の場が閉ざされていることへの批判の意見があり、オープンな論議の場を求めている。
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