東北地方医療・福祉総合研究所

【総研紹介】

【理事長あいさつ】

東北地方医療・福祉総合研究所(略称:東北医・福総研)は、東北地方の地域保健、医療、福祉に関わる諸問題を調査、研究するために設立しました。
この総研の母体は、宮城民主医療機関連合会(略称:宮城民医連)に属する事業協同組合です。
宮城民医連の構成団体の一つである公益財団法人宮城厚生協会は、1950年の設立時の「趣意書」に、「単に傷病の治療または療養だけが対象となるものでなく、傷病のよって起こる社会的な疾患を匡正するまでに発展せしめなければならない」とうたい、その寄付行為第4条「事業目的」の第6項目に「厚生科学研究とその普及並びにこれに付随したる事業」とあります。
この先人の意志を受けて、60有余年を経た今日、私たち宮城民医連は、「研究のための事業組織」をここに立ち上げました。
今日、憲法9条を危うくし再び戦争へと仕向ける動きは、同時に社会保障を犠牲にすることと引き換えに進むことは、我国民はすでに経験済みです。
この国の為政者の大転換にあって、社会的中間組織の動きは鈍く、その人々の声が表面化しないままに、悪政に呑み込まれてしまいそうな局面を感じます。
私どもの研究所は、そのような市民や職業人の声を表出したり、公に論議を起こすことの必要性を感じます。
今後、定款(別紙)に沿った活動を進めてゆきます。皆様の、ご参加、ご協力を期待いたします。

村口 至(元坂総合病院院長)

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